ケニア バラ

私は南アフリカのヨハネスブルグにオフィスを構えるジャパンアフリカトラベルで撮影コーディネーターとして働いています。撮影コーディネーターという職業柄、アフリカ中を広範囲にわたって旅しています。

年末クリスマスの雰囲気漂うこの時期、南アフリカは夏真っ盛り、クリスマスと暑い気温ってどうしてもしっくりこないんですよね(固定観念って怖い)。

にしても、職場が暑くて私、溶けるんじゃないかしらん、と思いながらこのブログを書いています。今回はケニアでの取材について。

ケニアといえば最初に思いつくのはやっぱり野生動物!マサイ・マラ国立保護区、アンボセリ国立公園、かの有名な野生動物の向こう側に高層ビル群が見えるナイロビ国立公園などなどが思いつくと思います。

私もそんな固定観念にびしびし縛られながら、今回取材をしたのは・・・動物ではなく花。

赤道エリアに位置し、一年を通して暑いケニアの気候、そして標高の高い地域は花、特にバラの栽培に最適なんです。ケニアのバラは世界でも有名で、様々な新しい品種開発が行われています。

今回のロケでは、バラ農園だけでなく、エリンジウムという日本ではドライフラワーに人気の花の農家も撮影しました。またお花業界の裏側取材っといったところでしょうか、バラの品種開発をおこなっているブリーダーの撮影も行いました。

女性としては、日本にいても、アフリカにいても、お花屋さんってやっぱりワクワクする気持ちにさせてくれますが、そんなお花を一生懸命育てている人々、それを届けてくれる人々の努力を垣間見る事ができました。

ナイロビを拠点に遠く離れた農家さんを訪問するのにケニア定番のサファリ車を使って、ほぼ毎日早朝からのロケで、体力勝負ですが、撮影コーディネーターの仕事の楽しいところは、こういった普段知る事のない世界をみることができる点でもありますね。

メインの撮影はバラだったのですが、やっぱりケニアにまで来て野生動物をみない、なんてことはできないので、撮影許可を握り締め(笑)、ナクル湖国立公園にも行ってきました。

撮影許可はあるものの、エントランスにてなんやかんや対応に追われ、確認に追われ、すんなり行かないのがアフリカです。最後には、笑顔で「オールオッケー」なんて言われたら、まぁ許しちゃうんですけどね。

国立公園内では、可愛いまだ赤ちゃんのような子供つれたサイの親子、バッファローの群れ、キリンなどが見れました。ケニアのサバンナって本当動物を見つけるのが簡単でありがたいです。

ただナクル湖のフラミンゴは、今はもういなくなってしまっていて見れなかったのが残念でした。

ちなみにロケ期間中、カメラマンと取材先の方が、同時に誕生日を向かえ、かつ同い年、という偶然があり、撮影隊と取材先の方たちと皆でお祝いしました。仕事中に誕生日がくるのも、たまには悪くないものですね。

ケニアの取材に関する更なる詳しい情報はジャパンアフリカ(http://www.japanafrica.jp/)までお問い合わせ下さい。